常時表示Retinaディスプレイ搭載の新型Apple Watch series 5発売

2019.09.20

本日、Appleが新型のApple Watch series 5(アップルウォッチ シリーズ5)を発売した。今回は新機能やラインナップと価格の違いなどを中心にチェックしてみよう。

Apple Watch series 5の特徴

常時表示Retinaディスプレイ

常時表示Retinaディスプレイは、手首をあげたりディスプレイをタップすることなく、時刻などの表示情報が確認できる。いわゆるチラ見が可能で、より時計らしい使い方ができるようになった。バッテリー節約するために、ユーザーが手首を下げているとスクリーンは少し暗くなり、手首をあげたり、タップをしたりすると最大の明るさに戻る。この機能は低温化結晶酸化物(LTPO)ディスプレイを採用し、超低電力のディスプレイドライバー、効率の高い電力管理IC、新しい環境光センサーなどが連携していることで、18時間のバッテリー駆動時間を実現させている。もちろん従来通りの消灯モードへの切り替えも可能で、よりバッテリーを節約することができる。

コンパスとナビゲーション

新しくコンパスが内蔵され、マップもアップデートされたことにより、ナビゲーション機能が便利になった。ユーザーは向いている方向を知ることができるほか、方位、傾斜、緯度、経度、今いる場所の高度を確認できる。また、コンパスコンプリケーションを文字盤に追加することも可能で、いつでも一目で方向の確認ができる。

緊急通報機能

Apple Watch series 5のGPS + Cellularモデルのユーザーは、購入した場所や携帯電話通話プランにかかわらず、緊急通報サービスに国際電話を使用できるようになった。これにより、海外旅行中の安全がさらに確保できるようになる。また、海外における緊急通報機能は、転倒検出機能と連携して、転倒後に１分間動きがないことをApple Watchが検出した場合、自動的に緊急電話をかけてくれる。

新しいアプリケーション

新しい周期記録アプリケーションは、月経周期の情報を記録することで、次の月経の時期と妊娠可能なタイミングを予測して知らせてくれる。ノイズアプリケーションは、周囲の音のレベルを測定できるだけでなく、聴覚に悪影響を与える可能性のある騒音レベルを認識して警告する。そのほかにも計算機、オーディオブックなどのアプリケーションが新たに追加された。

ラインナップ

Appleは初めてチタニウム素材を採用した。チタニウムは卓越した強度と軽さを誇る。時計の製造においては極めて貴重な素材で、スレンレススチールと比較しても軽くて指紋がつきにくいというメリットがある。カラーはシルバー、スペースブラックの2色から選択が可能だ。また、今回はホワイトカラーが印象的で美しい、ホワイトセラミックケースも登場した。これは極めて傷に強いという特徴がある。

幅広い世代で使用できるように、新しいバンドのカラーも豊富に登場した。Apple Watchは後からバンドのみを購入して、簡単に取り替えが可能なので、ファッションやシーンにあわせて楽しむことができる。

Nikeモデル

Apple Watch NikeにはクラシックなNikeのウィンドランナージャケットのデザインを基にした新しい文字盤や新色のNikeスポーツバンド、反射色のNikeスポーツループが加わる。なお、発売日は通常盤から少し遅れて2019年10月4日となる。

通常モデルとの違い

Nikeモデルには「NIKE RUN CLUB」アプリが標準でインストールされているが、通常モデルであってもストアから入手は可能だ。オリジナルのスポーツバンドも単体で購入ができるので、違いはオリジナルの文字盤とWatch本体裏側の刻印となる。

Hermèsモデル

Apple Watch Hermèsではカラーブロックバンドにデッラ・カヴァッレリアプリントを施したサインバージョンや、オールバラックバージョンの文字盤などが追加された。また、細かな違いだが、充電器の側面が光沢のあるステンレスになっている。

価格

まとめ

本日、AppleはApple Watch series 5を発売した。Apple Watchは電話、メッセージ、LINEなどのiPhoneの通知を見逃さないようにできるだけでなく、健康管理やスポーツなどに最適な機能を豊富に取り揃えている。まだ、多くのユーザーにとって必須のツールというところまでではないのかもしれないが、ユーザーにアクティブで快適な1日を提供し、人々の健康と幸せを考えて作られた素晴らしいツールであることは間違いないだろう。